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(7&8.9帰国)ニューヨーク [2002春NYオペラと美術の旅]

4/20(土)


↓ホテルの窓から。今日で7日目ですが、次第に天候が崩れてきました。

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 今日で7日目ですが、次第に天候が崩れてきました。こちらに来てからやむを得ず購入した夏服やミュージアムで重い本やカタログも買ってしまったので、スーツケースに収めて国際宅急便で送ることにしました。クロネコヤマトのNY支店から日本人社員がホテルまで来てくれました。収め切れなかったものは五番街のデパートに出掛けて、ロンシャンの中型のソフトカバーのスーツケースを購入してホテルに戻りました。


今日のオペラ『ルル』はマチネで13:30の開演です。13:00にホテルを出ると雨になってきて、ますます涼しくなってきました。

♪~アルバン・ベルク『ルルLULU』


指揮:J・レヴァイン  演出:ジョン・デクスター

ルル:クリスティーヌ・シェーファー  ゲシュヴィッツ伯爵令嬢:ハンナ・シュワルツ  シェーン伯爵:ジェームス・コートネイ  アルヴァ:ディーヴィト・クーブラー  画家:クリフトン・フォービス  猛獣使い:ステファン・ウエスト  シゴルヒ:フランツ・マツーラ


4公演を終えて一番印象に残ったのがこの『ルル』。レヴァインも『ファルスタッフ』とは違い、とても気合いが入っていたようだ。一度「ウォー!」と唸ってオケを煽っていたのを目撃した。(^^;)
席はオーケストラ席3列の右寄り、この夜が人気の『ファルスタッフ』とあって、空席が4公演のなかでは一番目立っていた。
さてシェーファーのルル、声量がないとの噂もあり、メトは大劇場なので不安だった。でも実際に聴いてみると、透明な素晴らしい声にドイツ語の発音が絶妙に調和し、なんともいえないたおやかさ、なまめかしさを感じた。プロローグでの猛獣使いに肩車されてあらわれたピエロの衣裳の彼女、「オーッ!」とどよめきが起きたほどの美しさだった。
舞台はいままでの空間全体を使った豪華なものではなく、黒い背景にそれぞれのシーン毎の部屋を舞台中央にこじんまりと配置。まるで闇に囲まれたルルのはかない運命を表しているようだった。小柄で細く美少女のようなシェーファーはルルの娼婦的なイメージとは多少違って見えた。男を惑わす魅力を生まれながら身につけてしまった少女が真実の愛を求めてさまよい転落していくドラマ・・・普遍的に女のなかにひそむ魔性をルルを通して音楽として語られているように感じた。ルルの抗しがたい魅力は13場、劇場の楽屋のシーンで語られた。ダンサーの扮装であらわれたルルを見てその美しさにアルヴァが息をのむ場面。まるでサロメのように透けるチュールを全裸?(に見えた)にまとい花輪の冠のルル、この前日見たばかりのメトロポリタン美術館のバルテュス「暖炉の前の裸婦」が目に浮んだ。絵画では幼さの残る少女の裸婦でしたが、その原初的な妖しい美に満ちたその姿・・・清潔感のあるシェーファーの美しさが際立って。伯爵令嬢役のHanna Schwarzメゾ(最後の絶唱が素晴らしかった)をはじめ共演の歌手達もこなれた歌唱、演技で大満足。
ベルクは実際に娼婦とおつき合いがあったとか、愛人がルルのモデルだったとか聞いたことがある。求めるものと求められものの違い、苦悩する男と女の「愛」を表現したオペラなのか、胸にズシンとくるものを抱えながら劇場をでると、この日から急に涼しくなったNY、リンカーンセンターの付近はマチネと夜の公演の観客が交差し混雑していた。(マイHPから転記)


↓夕食の前、ホテルのロビーで

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 夕方6時半には終演、夕食はタクシーでマンハッタン南にあるチャイナタウンへ。上海ガニの並ぶ海鮮料理店に入るとほとんどは地元の中国人でほぼ満席。がやがやわいわい、カジュアルな雰囲気のなかで美味しい中華料理をいただけました。ビール、クラゲの前菜、スープにメインは3種の貝と野菜のお皿。残ってしまったチャーハンはパックしてお持ち帰り。夜は相当涼しくなり、明日からは平年並みになるとのこと。


参考DVD:ALBAN BERG『LULU』 1996年グラインドボーン音楽祭で収録


指揮:アンドリュー・デイヴィス   演出:グレアム・ヴィック


ルル:クリスティーネ・シェーファー  ゲシュヴィッツ伯爵令嬢:キャスリン・ハリーズ

シェーン博士/切り裂きジャック:ヴォルフガング・シェーネ   衣装係/馬丁/学生:パトリシア・バードン   支配人/銀行員/医事顧問/教授:ジョナサン・ヴェイラ    画家/黒人:シュテファン・ドラクリッヒ   アルヴァ:デヴィッド・クエブラー   シゴルヒ:ノーマン・ベイリー 

猛獣使い/力業師:ドナルド・マックスウェル  王子/下男/侯爵:ニール・ジェンキンス


オーケストラ:ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団


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参考CD:ALBAN BERG『LULU』 1979パリオペラ座ライブ録音


指揮:ピエール・ブーレーズ   演出:パトリス・シェロー   オーケストラ:パリオペラ座管弦楽団


ルル:テラサ・ストラータス  ゲシュヴィッツ伯爵令嬢:イヴォンヌ・ミルトン   シェーン博士/切り裂きジャック:フランツ・マツーラ   衣装係/馬丁/学生:ハンナ・シュワルツ   警部/医事顧問/ジゴルヒ:トニ・ブランケンハイム   画家/黒人:ロバート・ティアー   アルヴァ:ケネス・リーゲル  
猛獣使い/力業師:ゲルト・ニーンシュテット  王子/下男/侯爵:ヘルムート・パンプフ 
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4/21(日)

10時半にチェックアウト。タクシーでJFK空港へ。日曜日なので渋滞もなく早めに到着。免税店でカルフォルニャのナパバレー・ワインを2本、ゴディバのチョコレートなど調達。帰りも機内ゲームで遊び、娘に良く寝ないで頑張るね~と冷やかされるほど・・・恥。札幌の自宅には夜10時半ごろ帰着。


この時の旅は円安で135円のときだったので、NYの物価はとても高く、特にホテル代、食事代は大幅に予算超過。その上季節外れの暑さで買ってしまった洋服代も痛い出費でした。でも航空券は夏のヨーロッパ行きの半額、チケット代は2番目に良い席で155ドル(土、日曜日190ドル)、東京公演では考えられない良い席に座り、豪華な大舞台や一流の歌手たちのパフォーマンスを堪能。真夏のように暑いN.Yでしたが母娘で元気にせっせと美術館も制覇し、充実した旅ができました。

2か月後に友人同行のヨーロッパ行きが控えています。お財布のひもを締めなくちゃ~。





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(6)ニューヨーク [2002春NYオペラと美術の旅]

4/19(金)

 やはり気温が下がり(最高気温25度くらい)過ごしやすくなりました。今日はオペラのない日、計画通りNY市内でもマンハッタン北(190th)にあるメトロポリタン美術館別館の「The Cloistersザ・クロイスターズ」へ。まずはグッケンハイム美術館を訪問しました。

☆グッケンハイム美術館(初)

鉱山王だったソロモン・R・グッケンハイムの財団によって運営されている近現代美術専門の美術館です。

  ↓カタツムリ型のユニークな建物(絵葉書)はフランク・ロイド・ライトの設計。

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入館すると広い吹き抜けのホールになって、それを巡るように緩やかなスロープの展示室になっています。この日は大きな特別展「BRAZIL BODY&SOUL」があり、巨大できらびやかな祭壇がホールを飾っています。彫刻も多数展示されていて、スペインの影響が強くうかがわれるものが多かったように記憶しています。撮影は禁止だったこともあり、細部はすでに忘却の彼方・・・。ここのパーマネント・コレクションもこの特別展のため、平常より展示品は少なかったようです。


なかでも印象に残った一枚は幼い日を思い出させました。まぶしいほどの晴れた朝、積もった雪に冷たい空気、かじかんだ手、ゴム長靴の足元・・・。

↓マレーヴィチ「降雪後の村の朝」(1912)80.7×80.8

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 マレーヴィチMalevich(1878~1935)はロシア未来派の画家。2000年に訪れたサンクトペテルブルクのロシア美術館のコレクションも素晴らしいものでした。抽象を徹底したシュプレマティズムの創設者として知られていますが、上記の作品はレジェ風のキュビズム的な表現のもの。1920年代後半は具象的な画風に変わっていったようです。


↓クレー「New Harmony」(絵葉書)暗いグレーや栗色と多色の市松模様、こんな柄の帯が欲しいなと美術鑑賞から離れた審美的欲望(笑)絵葉書より本物の色はとてもシックです。

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ほかにはピカソ青の時代、スーラの鉛筆画、モジリアーニの裸婦図、ブランクーシの彫刻「アダムとイブ」など。


エレベーターが故障してたため、行きはゆっくり鑑賞、帰りはどどっと急ぎ足になってしまいました。ユニークな建築はそれだけで魅力的ですが、アート鑑賞にはいまいち落ち着かないかも・・・。


グッケンハイムから東に1ブロックのマジソン・アベニューからバスに乗って終点のクロイスターズまで。NYのバスは老人や子供などが多いためか、停留所が2ブロックごとくらいにあり、大層時間がかかりました。でも

ザ・クロイスターズ美術館の前がバス・ストップなので便利です。


↓美術館の建物は中世の教会風

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☆ザ・クロイスターズ美術館 (初)


 スペインや南フランスから運ばれた5つの回廊と修道院の遺構によって構成され、12~15世紀の中世美術を紹介しています。

↓トスカーナ・ロマネスクの扉口@San Leonardo al Frigido(1175頃カッラーラ・マーブル)「キリストのエルサレム入城」

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↓スペイン・レオンの磔刑像(12世紀)

 

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↓フランス・オーヴェルニュ地方の聖母子像(12世紀末)


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↓フランス・ブルゴーニュ地方オータンの聖母子像(1130~40)


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↓フランス・ブルゴーニュ@Moutiers-Saint-Jeanの扉口(13世紀半ば)タンパンには「聖母戴冠」

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↓The Cuxa CLOISTER @saint-Michel de-Cuxa フランス・ピレネー地方カニグー山麓に建つベネディクト派修道院から移築。



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↓南ドイツの「ピエタ像」14世紀


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 他には象牙のクロスや「一角獣伝説」のタペスリーなど。これだけ良く集めたものと感心しつつも、大西洋を越え、アメリカまで移築されたロマネスクの教会の回廊や扉口・・・作りものめいた感じはぬぐえません。オリジナルの何世紀にもわたってひっそり建っていた、あるべき場所で観たかったなと思うのは致し方ないでしょう。カンパンの最高傑作「メローデ祭壇画」(1425~30)は必見です。小さな古風な部屋で緻密に描かれた受胎告知の室内風景を眺めていると、徐々に先ほどの違和感も薄れてきました。ニューヨークでの美術行脚はここクロイスターズがあるから更に奥深く、味あうことができるのかもしれません。写真は初代デジカメのうえ、縮小したものを少し拡大したので不鮮明です。また初回では見逃したものも多かったので、再訪(2009)再々訪(2011)しています。


帰途はまたバスに乗ったのですが、146thあたりで降車。バスの運転手さんの指さす方向に地下鉄の駅があり、コロンバス・サークルのホテルに帰りました。部屋で休んでいると夕刻から激しい雷雨。外出は控えてホテル内のレストランで食事。ラムの炭焼きなどいただいたのですが、あまり美味しくないのに高いので驚きでした。雷雨ですっかり季節はずれの猛暑も終わりました。













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(5)ニューヨーク [2002春NYオペラと美術の旅]

4/18(木)

 昨日より心なしか涼しく感じられます。それでも25度はあるので、札幌でいえば真夏日です。今日の予定は2回目のメトロポリタン美術館探訪です。今回は19世紀の展示室から巡りました。ゴッホ、マネ、セザンヌ、ルノアール、ドガとさすがに優品が揃っています。特にお気に入りのルドンは花瓶の花もパンドラも素晴らしい。

↓ルドン「パンドラ」( 1910頃) 143.5×62.2  ネットから拝借

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アメリカ絵画といえば古くはハドソンリヴァー派から観なくてはと何点か鑑賞したのですが・・・印象に残らず、回廊のシャヴァンヌが良い。そして20世紀絵画の中2階に移動 。やはりバルティスが強烈で、しばらく思考と視覚とを行き来しつつ、画家の斬新なイメージに感嘆。奥の回廊のカフェでお茶してから今日のメインレイマン・コレクションへ。地階はクローズされ、お目当てのクリヴェッリもガラスケースに小品の「Apostlo con cartiglio」が一点だけで残念!ここにはバルティスの大作「鏡の前の少女」が展示されていました。クリヴェッリもそうですが、メトロポリタン美術館収蔵といっても個人のコレクションから入ったものはそれぞれ別部屋やコーナーに展示されているので、あちこち館内を探し回らなくてはなりません。広大な美術館にクリヴェッリは3箇所に分かれているのです。しかもこの2002年春に確かに観たはずのApostlo con cartiglio」はその後何度か立ち寄ったのですが、見かけなくなって・・・修復中?

カルロ・クリヴェッリApostlo con cartiglio/ 巻物を持つ聖人」28×21  1471年頃に制作されたモンテフィオーレ多翼祭壇画の下部プレデッラ11点のうちの1枚。この祭壇画は19世紀に分断され、世界各地に分散しました。中央部はブリュッセル王立美術館にある「玉座の聖母子」です。

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*手持ちの参考書からスキャンしたのですが、色が鮮やか過ぎ。実物はもっとシックな茶系です。

↓ ショップに立ち寄り、重いので躊躇っていた「ジェンテレスキ父娘展」のカタログを購入。大型版なのでスキャナーに収め切らず左が少し欠けました。

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 タクシーでいったんホテルに戻り、少し遅くなったランチは隣のTrump International Hotel & Tower New Yorkの1階にあるフレンチレストランへ。長女はまだメトロポリタン美術館に残っていたので、しめしめと2人分の予算を投入して、優雅にお食事。予約なしでしたが奥の部屋に通され3皿+デザートのプリ・フィクスメニュー45ドルをチョイス。ワインやチップなどで80ドル!でも美味しくてほとんど完食、セントラルパークの緑を眺めながらの美食で大満足でした。午睡も昨日と同じに長くとり6時半まで。そしてリンカーンセンターのMETへ。

♪~ヴォルフ・フェッラーリ『スライ』@MET 7:30開演

指揮:マルコ・アルミリアート  演出:マルタ・ドミンゴ

スライ:プラシド・ドミンゴ  ウエストモアランド侯爵:ファン・ポンス  侯爵の愛人:マリア・グレギーナ

 
実はこのオペラについては簡単なあらすじだけの知識しかなく、ドミンゴが歌うのにつられて申し込んだのです。
この日は初めて3階の席、最前列中央。舞台全体を眺められ、音楽の響き◎でした。そうそう開幕の時シャンデリアがスルスル上がっていくのに初めて気がつきました。
メインカーテンが開くと黒の紗に模様や文字の書かれたカーテンがかかり、音楽が始まると背後のロンドンの酒場に照明がつき、情景が浮かび上がります。この幕開けは結構気に入りました。この場面ではスライの登場、熊?の歌、酔いつぶれて寝入ってしまうまでのドミンゴの哀しみを底に沈めたような歌がとても良かったです。                                           2幕のはじめに流されるマンドリンを加えた弦楽器の調べ、エキゾチックで綺麗なメロディが印象的。悪意に満ちたスルタン姿の侯爵の他にも舞台奥のバルコン席にはこの非情なドラマを面白がる観客達が仮面を手にスライの目覚めを待っているのです。人の不幸を喜ぶ人間のおぞましさはテレビのワイドショ-的な感覚かつ現代の世相を反映したもののようです。
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幕のスライの自殺の場面、流れる血は床にピンクの水玉状の照明で表され、純な詩人の魂のように、夢のなかの血のようにも見え切ない気持ちになりました。グレギーナはフィナーレになって、ようやく彼女らしい激情的な歌を聞かせてくれたのですが。それにしても最盛期はもう過ぎたのだろうか?彼女を初めて聴いたサントッツアは素晴らしかったのに・・・。ドミンゴのほうは貧乏な詩人にあわせてダイエット?少しスマートに見えました。マルタ・ドミンゴの演出は現代にも通じる重い課題を感じさせる手法で、秀逸。スライのような純な人は生きて行けない現代・・・フェッラーリの音楽も最初はつかみどころがないように聞こえましたが、慣れると繊細な叙情を漂わせて感動的でした。指揮のアルミリアートもよくまとめていたと思います。

 あまり一般受けしない演目のせいか、ドミンゴでも満席にならないのに少々驚きながら外へ。暑いので冷房が効きすぎ、カシミアのストールを持ってきてよかった のですが、外も昨夜に比べるとかなり涼しくなりました。

 


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(4)ニューヨーク [2002春NYオペラと美術の旅]

4/17(水)
 この日も晴れ上がった空、そして季節外れの猛暑の一日でした。留守宅では日本のTVでもニュースになってるとのことです。さて、この日はフリック・コレクションとホイットニー美術館の予定なので、暑さにもめげず出かけました。昨日と同じに72丁目からバスでセントラル・パークを横断して、まずはフリック・コレクションへ。美術館の玄関は簡素ですが内部は素敵な雰囲気、ガラス天井のガーデン・コートも設けられた新古典主義様式の瀟洒な邸宅が美術館になっています。

☆フリック・コレクション
19世紀に鉄鋼産業で巨万の富を成した実業家のヘンリー・クレイ・フリック の遺産をもとに公開された世界屈指のプライベート・コレクションとして知られています。元はフリック一家の住まいとアート・ギャラリーを併設した三階建ての豪華の住まいで、インテリアも価値あるものが揃っています。
ここで見逃せないものはフェルメールで、まだ現在のようにブレークする前に手にいれたと思われる作品を3点収蔵しています。

↓フェルメール「士官とほほ笑む女性」(1655~60)50.5×46

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フェルメール「中断されたレッスン」(1660頃) 39.3×44.4

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↓もう一点は「婦人と召使」( 1670頃)92×78.7ですが、

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 3点ともアムステルダムやデン・ハーグで観たものより印象が薄く、ささっと観てほかの展示室へ。ガーデン・コートの回廊にルドンのパステル画「花瓶の花」とアングルの「ドーソンヴィル伯爵夫人」にうっとり。

 そして、館内でもメインのリビングホールにはホルバインやエル・グレコが暖炉の上を占めていて、振り返るとジョバンニ・ベッリーニ!

↓G・ベッリーニ「荒野の聖フランチェスコ」(1480~85頃)124.4×141.9

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中期の最高傑作のひとつ。聖人の背後に広がる風景の描写に圧倒されます。修復後間もないようで、油を流したようなきらめく色彩感が凄すぎる~。

そしてピエロ・デッラ・フランチェスカの作品もここにあるのです。見逃してしまいそうな奥まった小さな展示室に

↓ピエロ・デッラ・フランチェスカ「福音書記者聖ヨハネ」(1454-1469頃)131.5×57.8

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目の高さに岩に立つ聖人の足が・・・その質感や光の絵画表現、土まみれの足に何故か心打たれました。聖人の信仰の深さだけではなく、普遍的な人間の足として美しい。同室にある「磔刑図」とともにサンセポルクロのサンタゴスティーノ聖堂のために描かれた祭壇画を構成していました。解体された聖人たちの図は各地(ロンドン、ミラノ、リスボン)に分散 。中央にあったはずの聖母子は失われました。

↓「磔刑図」は失われた中央の聖母子の真下(プレデッラ)に位置していたと考えられています。

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↓ホイッスラーの上流階級の夫人たちを描いた夢のように美しい2枚の肖像画

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 次はフリック・コレクションからも徒歩数分のホイットニー美術館へ(2014年に移転)。あのユニークな逆階段状の建物は今どうなっているのでしょう。。。と、NETで検索したところ現在はメトロポリタンが8年契約で借り上げ別館として使用してるようです。

 ここはボランティアの活動が盛んな美術館のようです。受付で会員か?と聞かれたので、面食らいました。在ニューヨークのマダムに見えたのでしょうか?なんとなく嬉しい私でした。ここはホッパー専用の展示室があります。NYでホッパーを観ることも目的の一つでしたから、MOMAやグッケンハイムも含めて満喫できました。音声ガイド も日本語があり、オキーフの絵のところではオキーフご本人の声を聴きながら(当然ここだけ英語)という体験もできました。

↓ホッパー「線路の日没」(1929)71.8×121.3

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↓ベン・シャーン「サッコとヴァンゼッティの受難」(1931-32)242×121

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 ベン・シャーン(1898-1969)は社会派リアリズムを代表する画家で、上記の作品もホイットニー美術館の中では異彩を放ち、特に印象深いものでした。1920年に起きた強盗事件でイタリア系移民のサッコとヴァンゼッティが証拠不十分にもかかわらず死刑判決を下され社会問題になったケースをシリーズで23点の連作に描いたうちの一枚です。

館内は入場者も少なく、静かな環境で鑑賞できました。                           ホイットニー美術館をでて、この近辺はNYでもハイクラスなマジソン・アベニューですから、初ニューヨークでも安心して歩けました。昼食はあまり食欲もなく、1か月前にオープンしたばかりの1階が日本茶のお店2階がお寿司屋さんで生寿司をいただきましたが、日本の価格の2倍はしました。そのうえこの暑さでは着るものもなく、洋服を買うことになり、日本人の店員さんのいるMAX MARAで大出費!涙。とにかく暑くてぐったりでした。3時半にはホテルに戻り午睡。

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早速購入したての淡いブルー のレースのブラウスを着て、颯爽とMETへ。3時間ほど昼寝したあとだっだので、つい寝ぼけて切符チェックのお兄さんに「グット・モーニング」って言ってしまって「あ、わ、わ、グット・イブニング~!」言い直して笑われました(恥)。

 ♪~ヴェルディ『ファルスタッフ』@MET

指揮:レヴァイン  演出:ゼフレッリ

ファルスタッフ:ブリン・ターフェル  バルドルフォ:ジャン・ポール・フーシェクール  メグ:スザンナ・メンツアー  アリーチェ:マリーナ・メシェリアコーヴァ  ミセス・クイックリー:ウエンディ・ホワイト
ナンネッタ:リユボウ・ペトローヴァ  フェントン:グレゴリー・トゥライ   フォード:ドーウエン・クロフト

 
綿密に造られた豪華なゼフレッリらしい舞台とファルスタッフ役のターフェル以外はあまり感心することはなく終わってしまいました。レヴァインの指揮は去年のパリ・シャトレ座でのガーディナーに較べるとややだれ気味に聴こえて、そのうえ席は14列目中央、レヴァインの大きな頭が邪魔でした。
ターフェルのファルスタッフは期待通り、彼の動き、台詞、歌すべてが自然にファルスタッフになりきって見事です。しかし、彼のキャラクターのせいもあるのか、演出なのか、憎めない可愛げのある人物になり、もっと下品でエロ爺のほうが面白かったのかもと、難しいところです。
最後の森の場面、みんなにこずかれて懲らしめられるところでは可哀相になって、心のなかで叫んだ。「ターフェル君を苛めないで~」と。
ターフェル以外の歌手達についてもパリのほうが良かったように思います。D.クロフトは声も演技も渋いし、この喜劇を引き締めている存在感は確かにあるのですが、。一方では少し浮いているとも感じました。他のオペラで聞いてみたい歌手です。D・クロフトは劇場前のポスターにはこのあと5月から『華麗なるギャツビー』に出演予定とか。フェントン役、顔は甘い二枚目だが歌は高音が伸びずいかにも苦しい。それでもカーテンコールではブラボーの嵐・・・?。見た目大事のメトのミーハー度の高さは、噂どおり。拍手のタイミングもやけに早いです。舞台はオーソドックスながらとても立派で見ごたえ充分。特に1幕目2場のフォード邸の裏庭の場面、シェクスピアの生家のような木組みの家を背景に、ジキタリスや百合の生花が咲き乱れるイギリス風ボーダーガーデン、とても綺麗でうっとり。最後の森の場面も広い舞台を生かして巨木を配し、そこにフィナーレでは大勢の子供達の妖精、本物の馬、羊、犬なども登場、METらしく豪華に幕が下り、ターフェルがその時に子供達に微笑んで、とても優しい目をしてて、男は顔じゃないよ的好感度抜群でした。

参考CD:GIUSEPPE VERDI『FALSTAFF』 1993 ミラノスカラ座ライブ録音

指揮:リッカルド・ムーティ オーケストラ&合唱:ミラノスカラ座管弦楽団&合唱団

ファルスタッフ:ファン・ポンス  フォード:ロベルト・フロンターリ フェントン:ラモン・ヴァルガス

バルドルフォ:パオロ・バルバチーニ   ミセス・アリーチェフォード:ダニエラ・デッシー  ナンネッタ:モーリン・オフィリン  ミセス・クイックリー:マンカ・ディ・ニッサ  ミセス・メグ・ページ :ドロレス・ツェクラー

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夜になると少し涼しくなったので、明日は過ごしやすくなるでしょうとホテルへ帰り、夜食は手持ちのもので軽く済ませ就寝。 

 

 


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(3)ニューヨーク [2002春NYオペラと美術の旅]

4/16(火)

 気温が徐々に上がってきて、この日は朝9時というのに75F(25度近く)に…4月とは思えない暑さです。部屋のクローゼットを開けて、思わずげんなり、春物中心のワードロープですから着るものがありません。どうしよう~。

この日はメトロポリタン美術館の見学をしました。娘とは行き方で意見が合わず、違う経路で向かいました。私は地下鉄でコロンバスサークルから77丁目に行き、バスに乗り換えてセントラルパークを横断して美術館の横に到着。娘は地下鉄と徒歩で、ほぼ同じ時間に着きました。

☆メトロポリタン美術館(初)北米最大の規模を誇る美術館です。初回は半日ずつ2日間通いましたが、到底見きれるものではありません。体力勝負の美術館は苦手だわ~と云いながら、夜のオペラがなかったら、倒れそうになるまで頑張るのですが・・・。美術館のインフォーメイションには日本人のボランティアの案内係の方もいて、とても親切です。ここでも解説のガイドを勧められましたが、お断りしました。自由に見学したほうが疲れないから。(どこでもそうします)
写真はノーフラッシュで許可されてますが、カメラを向けている人はあまり見当たりません。気が引けて、あまり観る人のいない絵を恐る恐る撮りました。
この時はジェンティレスキ父娘の特別展に遭遇、ラッキーでした。

↓オラツィオ・ジェンティレスキ(父)「マリアとマルタの会話」(ミュンヘン/アルテ・ピナコテーク)

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↓ 同じくオラツィオの「聖チェチリアと天使」二つのヴァージョン。上はワシントンDCのナショナルギャラリーから

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↓こちらは昨年ペルージャで観たばかりのもの 

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↓ オラツィオの「エジプトへの逃避途上の休息」1628-28頃 139×217(ウィーン美術史美術館から)

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↓この特別展のショップ

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↓こちらはアルテミジア・ジェンティレスキ(娘)の自画像など。

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 見逃せないのはカルロ・クリヴェッリ。写真はひどいですが、素晴らしいコレクションに大感激。

↓「聖ドミニコ」1472年の祭壇画の部分  94×27 
19世紀末には他の部分とともにローマのある枢機卿が所有していました。その後ロンドンを経て、1905年にメトが購入。対になっている「聖ゲオルギウス」と共に展示されています。 聖ドミニコは12世紀~13世紀に聖ドミニコ修道会を創設。ロザリオによる祈祷を創始、ボローニャで没。黒いマントに白い衣、白い百合が持物。

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「聖ゲオルギウス」(1472年の祭壇画の部 95×33  華麗な衣装のゲオルギウスは丹念に描かれています。長槍で王女を襲う龍を退治した英雄の発祥は東方と伝えられています。ギリシア神話のペルセウスの英雄譚を利用したもの。巻き毛の髪、折れた長槍(白と赤の縞模様がヴェニス風)ヴェネツァの守護聖人でもあるので鎧にライオンを多用。あどけなさの残る少年の姿は非現実の、空想ファンタジーの世界。美しい!

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「Madanna col bambino 」35×23   アンコーナの聖母子とともに珠玉のような小品。個人の注文で描かれたようです。親密な雰囲気を漂わせた美しい聖母、果物や背景に広がる田園の描写も優れています。幼子イエスは鶸を持ち、聖母は左下の蝿を見つめているように見えます。鶸は茨をついばむ鳥、蝿は死を暗示していて、受難の予見。

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フェルメールも何点かあります。「窓辺でギターを弾く女」「水差しを持つ女性」「少女の頭部」「信仰の寓意」など。↓「眠る女」1657頃 86.5×76 (絵葉書)

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↓カラヴァッジョ「奏楽の少年たち」と「聖家族」

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  そうそう、この時はほかに特別展「シュルリアリズム」も開催されていました。ダリやマグリットの作品は何点かヨーロッパで観たものもありました。娘はマグリットの「恋人たち」(白い布で顔を覆った恋人たちが接吻)が気に入ってポスターを買い求めました・・・汗。

初訪問のメトロポリタン美術館は広大で、丁寧に回ると軽く1週間くらいはかかりそうです。見学の間にランチは館内のセルフサービスのレストランで。チョイスが悪かったのかこの上なく不味く、空腹なのにほとんど残すありさま・・・。美術館内のレストランやカフェはさまざまですが、今までの経験のワースト3に入ること間違いなし(以後入っていませんので現在は変わったでしょうか)

 3時ごろ私は疲れ果ててしまいましたが、娘はまだ元気で回りたいというので、一足先にバスと地下鉄を乗り継いでホテルへ戻り休息。昼過ぎには真夏並みの暑さになったニューヨークは日本でもニュースになったほど。夕方はそれでも少し涼しくなったので、「地球の歩き方」に出ていた韓国料理の店「Hangawiハングワイ」へ、タクシーで行きました。精進料理のコースを堪能しました。チップも含めてひとり40ドル。野菜のスープなどしみじみと淡白な美味しさ。サービスやインテリアも素敵でした。

9時過ぎに食事が終わり、近くのエンパイア・ステートビルへ。2001.9.11のテロからまだ半年しかたっていません。半旗を掲げた建物も多く、NYを代表するランドマークのエンパイア・ステートビルも厳重な荷物検査がありました。

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86階にある展望台へ。ここから眺めた9.11テロのあった貿易センタービルの跡地は黒くぽっかり穴の開いた状態でした。一生忘れられない風景です。周りにいた見物客たちも言葉もなく見つめ、犠牲者の冥福を祈るばかりでした。

タクシーでホテルに戻りました。明日も暑ければ持ってきた衣服だけでは間に合いそうもありません。お買い物の時間も予算もは想定外だったのですが・・・涙。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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(2)ニューヨーク [2002春NYオペラと美術の旅]

4/15(月)

 朝目覚めると窓の外はセントラルパーク!でも道路にはリヤカーに荷物を積んだホームレスの姿・・・。

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 この日も快晴。二人とも昨夜はよく眠れて元気ですが、朝食は贅沢してルームサービス。 パリッと焼いた本場のベーグルにクリームチーズをはさんで、美味しくいただきました。

先ずは、ネットで予約済みのオペラチケットを取りにMETへ。徒歩5分もかかりません。窓口には数人並んでいましたが、4公演 の引換ができてほっとしました。それから地下鉄でロックフェラーセンター近くまで行き、MOMA/ニューヨーク近代美術館に入館。

☆MOMA/ニューヨーク近代美術館(初)

改装中で一部観られないものもありましたが(マティスのダンスなど巡回展に貸出)、まずはルソーの「眠れるジプシー女」に迎えられ、長女も大喜びでした。続いてゴッホの「星月夜」ピカソの「アヴィニヨンの娘たち」、モンドリアンの「ブロードウェイ・ブギウギ」など。彫刻庭園も工事中でした。この時買い求めた絵葉書から3枚アップします。

↓ゴッホ「星月夜」1889 73.7×92.1  自然に忠実な印象派から離れて表現主義的な絵画へと向かったゴッホの最高傑作。

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↓モディリアーニ「大きな裸婦 Le grand nu」1919 73×116  モディリアーニの死の前年に描かれたもの。画家の芸術の精華が示されています。他の画家のも含め、数多ある裸婦像の中で最も美しいと思った作品です。

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↓ バルテュス「街路」1933 195×240 描かれた場所は実在するパリの通りですが、白昼夢のような非現実の情景。建物の遠近法はルネッサンスの幾何学に習っています。イタリアのクアトロチェント(1400年代)の画家たち、特にピエロ・デッラ・フランチェスコやシュルレアリストたちの影響を受けたという、一度観たら何故か忘れられない作品。

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 ランチは近くのベトナム料理店La Colonialで。生春巻き、野菜たっぷりの焼きそばなど。味付けが中華より淡白で美味でした。コーチでショッピングしたり、五番街からセントラルパークの南側を30分ほど歩き、ホテルに戻りました。 夜は長女も一緒にMETへ。初めてのメトロポリタン歌劇場なので、少し緊張・・・。

♪~ロッシーニ『セヴィリアの理髪師』20:00開演

指揮:イヴ・アベル  演出:ジョン・コックス

アルマヴィーヴァ伯爵:ファン・ディゴ・フローレンス
フィガロ:エアール・パトリアルコ  Drバルトロ:グレン・バーター
ロジーナ:ヴェッセリーナ・カサロヴァ  ドン・バジリオ:ジョン・レイア

♪~フローレスとカサロヴァの最強コンビにディズニー風?回り舞台、細やかな演出も楽しい公演でした。席は一階最前列ほぼ中央、指揮者が少し視界を遮る時はありましたが、表情など良く見えました。フローレスは初め中音にかさついた感があり、疲れがあるのかな?と心配でしたが、ドンドン乗ってきてカサロヴァとの息もぴったり。最後のアリアも熱唱し、歌い終わったあと思わず?「フーッ!」と息をはいたのが聞こえて、うまくいってホッとしたのでしょう・・・うふっ可愛い~!。芝居も小柄な体型を生かして机にも飛び乗ったり、若々しく一途に恋に燃えるアルマヴィヴァを見事に演じ、歌いました。カーテンコールではブラボーの嵐、彼のMETデビューは大成功!!フローレスを初めて聴いたのは1999/7ミラノの「セヴィリア~」、次は2001/4のパリ「ファルスタッフ」そして今回と3回目です。まだ若いのに確実に成長してきているのはホントに嬉しく、スタンディングオーベーションを受け涙ぐんでいるフローレスの姿にこちらもホロリでした。カサロヴァも好調で、大きな目を良く動かして百面相のオキャンな娘ロジーナです。こんなに変化のある生き生きした「Una voce~」は初めて。「彼を手にいれるためには蛇にもなるわ~」キラッと目を鋭くさせて歌い、勝ち気な娘らしく、とてもチャーミング。衣裳も場面毎に白、グリーン、黒とスペインの伝統的なドレスで登場。長身でスマートな彼女にぴったりで素敵でした。特に黒のドレス姿のカサロヴァはゴヤの画から抜け出してきたよう・・・美人ではないけれど舞台映えのする容姿に、なによりも役の心理にあわせて自由自在に声をだせる凄さ、安定した歌いっぷり。カサロヴァも同じくメト・デビューだったそうです。フィガロはキーンリーサイドがバイク事故?のためキャンセルでとても残念。押しがちょっと弱い代役以外はそれぞれの役にぴったりの歌手たち。回り舞台の効果もあって、スピーディかつ一体感のあるものに仕上がっていました。
オーケストラもまあまあ。円安とはいえ155ドルでこれだけの舞台を間近に見られ大満足。長女はこの夜だけのオペラ初体験でした。 

夜食には近所の食料品店で買ったサンドイッチを食べたのですが…超不味い!見かけはとても美味しそうなのに・・・もうあの店では絶対買いませんよ!


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(1)札幌~ニューヨーク [2002春NYオペラと美術の旅]

4/14(日)

 長女と二人旅でニューヨークへ。初めてのニューヨークはなるべく若いうちに行きたいと思いながら、ヨーロッパのほうが優先して延び延びになっていました。昨年の9.11テロから間もないこともありましたが、私は50代最後の年齢、長女もなんとか7泊9日ならOKということで、出発しました。ようやく春らしくなってきたとはいえ、まだ桜も咲かない札幌を後に成田へ。

この時の日記は残っていましたが、フライトの記録はありません。成田では3時間の乗り換え時間があって、その時にドルに両替しました。200ドル(26790円)・・・1ドル134.85 円安でした。

JALのサンパウロ行の飛行機はほぼ満席。定時に出発して13時間の空の旅でした。2階席の前から2番目、娘にTVゲームのやり方を教えてもらったので熱中。退屈することもなく「お母さん いつまでするの~?」と言われて「はっ!」(笑)隣席にNY在住の若奥様、日本の実家に里帰りされていたそうです。偶然オペラ好きな方で、すでにMETの「セヴィリアの理髪師」もごらんになっていました。フローレスが素晴らしいし演出も楽しいとのことで、期待がふくらんできます。

 到着もほぼ定刻で、空港からはタクシーでセントラルパーク近くのホテル・メイフラワーへ。ホテルは古い建物(この4年後に再訪したときは取り壊され高級マンションに)なので防音が悪く、小さなパントリーがついていましたが、コンロがないのでお湯を沸かせません。セントラルパークに面したツインルームは広く落ち着いたインテリアでした。

出発直前の情報ではNYは気温が高いとの予想が出ていましたが、本当に夜でも初夏のような暖かさで、9時ごろに下のレストランで夜食をとりました。鶏肉入りサラダ、スモークサーモン、ビールで「NYに無事着きました~」と乾杯。明日からは早速オペラ観劇なので、時差ぼけ防止の睡眠導入剤を服用して就寝。

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 MAP



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